弊社では人手不足による⾧時間労働の社会問題になっている背景から人種・性別・年齢・宗教・障害に関係なく誰もが活躍できる職場環境づくりを目指して、外国人労働者の継続的な雇用と日本人社員とのコミュニケーション向上のため、週1回土曜日には、日本語教室を開催しています。
日本語教室では地域のボランティアの方々に来て頂き参加者1人ひとりの日本語レベルに合わせてクラスを分けて日本語を学習、目標を立てて年2回日本語能力試験にも挑戦、地域の友好交流会主催の交流イベントにも参加して地域の活性化にも取組んでいます。
私たちは、創業当時からヒトづくりと仕組みづくりに注力してきました。 特に近年では利益体質への転化・カイゼン・ムダ取りなどについては、外部講師を招きスタッフ全員に学んでもらいました。技術力向上については、難しい試作案件でも勉強になると判断した場合は意地でも受注し、スタッフに取り組んでもらいます。トライ&エラーを繰り返してこそ、技術・設備の不足が明確となります。今は試作案件をもっと取り込むために、3次元CADの導入も実施しました。
また、品質管理面では5Sの徹底。そして、カンバン方式の考え方に基づき「ムリ・ムダ・ムラ」を排除した倉庫管理を実施。仕組みの土台部分は、私のトップダウンで進めました。 しかし、その後はスタッフが自主的なカイゼンを実施し、カンバンには保管場所・安全在庫数・発注リードタイムなどを明記し、誰でも一目で理解できる管理体制になっています。会社の資本はやっぱりヒトと仕組み。これからも色々なことに挑戦し続ける会社にしていきたいです。
事業項目
・各種板金試作加工・多品種少量産加工・レーザー加工・各種異質材の加工・機械加工 試験機・省力機械装置部加工・各種曲げ加工・各種プレス加工・精密板金簡易金型試作・各種板金追加加工・その他加工・加工品列各種産業用機器・自動車部品・OA機器部品・AV機器部品・自動販売機部品・農業用機械部品・家電製品部品・事務用機器・各種輸送機部品 住宅機器・多品種電子部品・計器類ボックス・その他
日本の本社工場との連携で、
最適なモノづくりを推進するタイ工場
2012年2月、同社はタイ王国ラヨーン県の「イースタンシーボード工業団地」にKobayashi
Kakoを建設。同社の主要得意先である産業機器メーカーが、タイに新工場を建設するタイミングと併せて進出を果たした。
「お客さまのタイ進出時、同業他社が手を挙げなかったので海外進出のチャンスと考えました。実際、タイでは、日本国内では溶接する機会すらももてない大手メーカー─同国に進出している農業機械・自動車・昇降機の日系大手メーカーと商談のチャンスを多く持つことができます。まずはタイ工場で新規得意先を開拓し、Q,C,D要求を満たします。そして、ゆくゆくは日本国内の本社工場でも受注につなげたいという狙いもあります。タイ工場はまだ立ち上がって間もありませんが、早く独り立ちして独立採算体制にすることを目指していきます」